Pet Owner
飼い主様へ
僕だけ置いてけぼり…
早く会いたいな…
raise a question
実はまるで社会に
受け入れられていない犬
多くの方々は、「犬は広く日本社会に受け入れられている」と思うかもしれませんが、それは大きな誤解です。
確かに、飼い犬と一緒に享受できるサービスは増えてきておりますが、決してそれは一般的ではなく、「ペットお断り」が社会の暗黙の了解です。
そのため、「犬は大切な家族である」と考える一方で、一緒に旅行や外食にも連れて行けません。
もしも、そんな世界を改善できるとすれば、きっと犬と人との関係も、より豊かで素晴らしいものになるのではないでしょうか。
有史以前より、人と犬とが種族の垣根を越えたパートナーとなってから、すでに、途方もない年月が経過しました。
しかし、実は未だに、「犬という種族は人間社会に広く受け入れられている」とは決して言えない状況なのです。
あなたはこの状況を
どう感じますか?
さて、あなたは、それを哀れだと感じますか?
それとも当然のことだと感じますか?
その答えは、人それぞれが持つ、
価値観や考え方によって、様々な意見が生じてくることでしょう。
そう、それでいいのです。
大切なことは、お互いが対立軸にたって
攻撃しあうのではなく、皆が議論を深め、
より良い形を模索し続けていくことです。
なぜなら、私達は言葉で
お互いの考え方や心を深く理解しあえる動物だからです。
しかし、私達の大切なパートナーにはそれができません。
だから私達が代わりにそうする以外にないのです。
社会に受け入れられるための
マナーの向上が必須
犬を取り巻く様々な問題を検討するとき、まず殺処分の問題から目をそらすことはできません。その意識の多くは、保護犬活動に向けられがちですが、どれだけ対策を講じても、「捨てる人がいる」という問題を、そもそも解決しなければならないのです。
いわゆる「蛇口部分」にあたるこれらの問題に、アプローチするため、私達は、すでに海外事例がいくつか存在する、「犬のしつけの義務教育化」と、「免許制度」の良い部分だけを取り入れて、実施したいと考えております。
もし、これが実現すれば、捨ててしまうような無責任な飼い主も減少し、殺処分数も制限できます。また飼い主と愛犬のマナーの向上に従って、愛犬と一緒に受けられるサービスもどんどん充実してくるでしょう。
もちろん実現するには、相当な困難な課題がいくつも立ちはだかります。更に、「蛇口部分の解決」という私達の新しい試みには、圧倒的にあらゆる資源が不足している状況です。
そして、何よりも、まず飼い主の皆様のご理解とご協力が必要なのです。